【公開整備】レッツ4 FI エラーコード14
無料処分で引き取ったレッツ4を診断していきます。
目視・簡易チェックで分かった事
- マフラーが折れている。
- キックが戻ってこない。
マフラーは当社の部品取り車両のマフラーを使います。
キックは、キックスターターギヤのグリスアップで直ります。
この辺は簡単に終わりました。さて、エンジンを始動しようとすると、FIランプが点灯してエンジンが始動しません。
コネクタを短絡して、エラーコードを見ます。
コネクタはバッテリーのところにあります。適当な電線を使って短絡します。
短絡した状態で、エンジンキーをONにします。
FIランプの点滅回数でエラーコードを読み取ります。この場合は、「14」です。
最初の点滅が10の位を示し、その後が1の位を示します。10の位が1回点滅して、その後1の位が4回点滅したので、14となります。
サービスマニュアルをみると、スロットルポジションセンサーの異常となっています。
スロットルポジションセンサーを見てみます。
スロットルポジションセンサーは左記の場所です。
見やすく拡大すると、こんな感じです。
よく見ると、スロットルポジションセンサーのコネクタのところで、電線が断線しています。
この電線はよく切れる場所です。過去にもありました。
切れた電線を、はんだ付けして修理完了です。
エンジンはかかるようになりましたが、アイドリングが低すぎるのと、マフラーから煙が出る、ヘッドランプが点灯しない等の不具合が発覚しました。修理完了まで、まだかかりそうです。
きょうの作業はここまでです。